2017年8月28日月曜日

欠乏症(気味)

お久しぶりです。
いや、忙しい時期もあったけど、クライミングをしていなかったわけではないんですよ。
単に今年の夏が、嫌がらせかというくらいに雨だっただけで・・・
「また雨か」とぶつぶつ言って、一向に晴れ渡らない山の方を睨んでうちに、
昨年までよりずっと短くなった夏休みは終わって、早くも秋の気配です。

そんな感じの燻り続けた数か月でしたが、昨日久しぶりに瑞牆に行ってきた。
不動沢は乾いているやら湿気ているやら微妙な感じだったけれど、
弁天岩はまあそこそこ乾いているという感じだった。

手首が痛いらしい大ザルはゆっくりやるそうなので、「ターミナル」に上がる。
久しぶりの手触りは気持ちよく感じたけれど、なんだかヌメった。
とにかく1P目のムーヴを再確認して、プロテクションも確定した。
自分が時間をかけてやるルートのことは、子細な部分まで覚えていることが多いけれど、
そうは言ったって通っていなけりゃどんどん忘れてしまうわけで、
単なるムーヴの連続で終わらないこういうルートは、なんというか、進めにくい。
いまし監督が「撮りたい」オーラをむんむん出していたけど、
出だしの自然に還りかけているレイバックがシケシケで怖かったので、保留。

大ザルはリハーサルだけで終わりにするようだった。
とりあえずアッセンダーでせっせとリハーサルしていた。
前まで散々悩まされていた体の攣りも今回は起こらず、
足腰を鍛えている効果が出ているようだった。
野山を元気に歩き回れるって、大事よね。

大ザルの時間が終わってからもう一度「ターミナル」に上がって、
今度は2P目のムーヴをやり直した。
多分これ、地上にあってボルトが打ってあったらなんてことないんだろうな。
それがこの岩の細く張り出したカンテの先端から一歩踏み出したところにあって、
しかもアンカー以外のボルトが皆無なので、グレードなんてどうでもよくなってしまう。
ムーヴはほとんど忘れかけていたので、ほとんど作り直した。
落ちることはないと思っているけれど、
1P目を登った直後だったらこれだって負担に感じそうだ。
でもそれがいい。

結局、今日無理やりリードに持ち込んだとしても、
シケシケの出だしで滑ってグラウンドする図しか浮かばなかったので、やめた。
大ザルもリードでトライしなかったので、なんだか気の抜けた感じの日になった。
ただ、それぞれに一応の収穫はあったので、まあいいか、というところ。

分かっていたつもりだったけど、やっぱりこういうクライミングは間を空けちゃだめだ。
また仕事は忙しくなるはずだけど、飽きが深まる前に頑張らねば。
どんな状況でも、瑞牆での夏を収穫なしで終えるわけにはいかんのです。

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