帰国してみれば、2週間で季節はすっかり春に近づいていて、
家の近くにはイヌノフグリが咲き始めているし、日差しも気持ちがいい。
遠山川の集落のあたりには梅が咲いていた。
そんな季節なんだな。
今回はりょーちゃんとお母さんが一緒。
僕はあまり激しく登るつもりがないので、
とりあえずどこ行ってもいいや、という感じでまったりついていくスタンス。
「前回行ってないところに行こう」ということで、下流から。
だまし岩の下地が上がって、ハングの中に入れなくなっていた。
「だましハング」とかはほぼレイダウン状態で強引に浮いて登った。
他の岩はだいたい例年通りだけど、全体的に下地の状態は良さそうだった。
りょーちゃんは「バカ犬」(3級)を登って、「TT」(2級)も登って、
そのまま「TTT」(1級)まで登って、だんだんここのツルツル具合に慣れてきた様子。
TT
上流に移動して、神楽ケイヴ周辺へ。
りょーちゃんは宿題になっている「ざざむし」(2級)をやっていた。
こちらは、珍しく「禊」に下地があって、しかもチョークがついていたのでトライ。
これをやっている人がいるなんて、それこそ初登以来なんじゃないか。
スタートからいきなりパワー全開のムーヴで、
中間のガバをどう取りにいくのか、なんだかよくわからん。
チョーク跡のおかげでホールドは見えるけれど、足が悪い。そして滑る。
ついこの前までフリクションばりばりの花崗岩だったしな。
やっていくうちにどうやらそれらしいムーヴを発見。
指が痛かったので深追いは出来なかったけど、なんとか中間のガバは取れた。
これでも十分悪かったけど、ここからまだ半分あるのか・・・
最後はリップのスローパーにデッドかランジだろうな。
来シーズン下地があるかどうかわからないけれど、また来ます。
りょーちゃんはリーチぱつぱつで「ざざむし」は登れず。また次回。
まだ多少燃え尽き状態を引きずって、若干の消化不良を抱えている。
ここからきっと自分の日常が目まぐるしく変わっていくので、
それが一先ず落ち着くまでは適度にやっていけばいいかなと思ってしまう。
多分、完全に消化するにはもう少し時間がかかるんだろう。
ところで、部屋に作ったフィンガーボードを解体した。
この部屋の間取りに合わせて作ったので、他の場所にそのまま持って行っても仕方ない。
Stingrayのために作ったものだったから、もう役目は終わったわけで。
数日かけて作ったのに、解体は1時間半くらいで終わった。儚い。
角材についたチョークの跡を見ながら、半年だけしか使わなくても、
このフィンガーボードを作ってよかったと思った。
勿体ないとは思わない。
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